魔女の宅急便その2

51QXJ3KRYAL._AC_UL320_SR228,320_

児童文学は大人から大人へのメッセージだと思う。
メッセージがあまりにも深いので、児童文学という形になっただけ。
未来の大人や、私みたいな人しか読まないけど、
そんなふうに隠さないと伝えられないような、究極のメッセージがこめられている。

最近仲良くなった人が「魔女の宅急便」の映画を好きというから、
おばあちゃんちにあった原作の続編2冊目を久しぶりに読み返した。

このシリーズこそ、大人が読むべき「児童文学」だと思う。
キキの旅立ちは13歳のときだったけど、今の子たちが旅立つのって早くても18歳、
遅かったら、何歳になっても旅立たない人もいる。

私のように自分の街を決めるのに10年も掛かることだってある。
仕事を始めた後も、キキが迷うことを30代の私が未だに日々迷っている。

そんな迷える人にのんびり寄添って、あちこち連れまわして、
そしてこっちの準備が整った頃にちゃんと答えをくれる。

初心に戻りたい人も、これから一人立ちしたい人も、
この本を読んだらきっと心の奥深くに触れるメッセージを受け取れるはず。