ミスコミュニケーション

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久しぶりにひどい鬱を経験した。

鬱というか、ブリジット的にいうとemotional crisis。
一人でいる時間が長すぎて、あれこれ考えてしまい、
日曜にうっかり一度も外出しなかったら、その状態になってしまっていた。

実は彼氏が風邪をひいて、2週間ほったらかされていたから寂しくて、
もっとずっと距離感が近かった元旦那が恋しくなっていた。
そして恋しい!と強く思ったら、別れた時の鮮烈な痛みに取って代わった。
涙が止まらなくなる。

そして、ほんとうは「恋しい」と書くつもりだったのに、
別れた時のことを責め立てるメッセージを長々と書いて送った。

でもこれは私にとって大きな進歩だ。

テレビドラマ並に奇抜な事件によって無理やり別れさせられて、
ショックすぎて翌日にはすべて忘れてしまい、
1週間後には別の人に恋していたくらい。

その事件には旦那自身も関わっていて
半年くらい後にやっと自分の過ちに気づいたらしいけど、
ずっと彼を無視することしかできなかった。

思い出すことを身体全体が拒否していた。
スパイスを使う料理、インド人の八百屋、サリー、
他にもいっぱい耐えられなくなったものがあった。

その事件からもうすぐ4年。
やっと恋しいと思えた。やっと自分の気持ちをぶちまけられた。
返信が来たので、更に納得のいかないことを長々と書き、
「謝る」っていうのは日本ではこういうことだ、と詳しく方法を教える。

あの時の私には強く言えなかったこと、
家族全員に責められ、自分が間違っているのかと一人で悩んでいたけれど、
今はわかるから、どんな言い訳をされても動じない。
基本的なことだから。
「相手の文化も敬いなさい」と書く。

私にとって元旦那は恩人でもあり、
親との関係がずっと断ち切れていた私を愛情かけて育てなおしてくれた、親同然の人だ。
だから長い時間がかかったけど、またコミュニケーションがとれて、うれしい。

話が少しとぶけど、多くの日本人は私を含め、コミュニケーションが下手だ。
すごく下手だ。
ビジネスの世界でも、日本人はある日突然「さよなら」を言うことで知られている。

でもアインシュタインとか、輪廻転生とか、
魂の不滅がほんとうなら、「さよなら」なんて、言う人の幻想にすぎない。
人と人との関係は永遠に続いているもので、ただコミュニケーションが足りないだけ。

自分が相手に心を開く。
言葉をつかって、気持ちを説明する。
時には相手が聞かないこともある。
聞いてもらえるように、伝わるように、いろいろやってみる。

「心を込めて」と日本語ではいうけど、つきつめれば、魂と魂の間のことだから、
言葉がなくてもコミュニケーションは成り立つ。
相手の魂をまっすぐ見つめて、全身全霊で語りかければいい。

子どもが些細なことで泣くのは、何が嫌なのか言葉でうまく説明できないから。
私もよく泣くほうだけど、こうして文章にして、ゆっくり考えてみる。
誰かに言いたいことがあるのなら、自分なりの方法で伝えるしかない。

自分自身との会話。
見えない相手との会話。
コミュニケーションの半分は、内なる対話で成り立っている。

ブリジットの恋愛成就の秘密は、マメにつけてる日記にあるのかも。