ニッチャーナンダとワインの香り

nityananda
インドのお祭りの日が近づいているので、特設しました。
「チャイターニャ・バーガヴァタ」という本から、
ランダムに開いたページを読みながら10分間翻訳するコーナーです。

★´∀`★★´∀`★★´∀`★はじまりはじまり★´∀`★★´∀`★★´∀`★★´∀`★

ニッチャーナンダは、ナバディープで仲間といっしょに歩き回るのが好きでした。
ある日、町の外れ近くで呑み屋の近くをたまたま通りました。
ワインの香りがして、ニッチャーナンダは「ヴァールニ」という飲み物を思い浮かべました。
はちみつでできたアルコールに近い飲み物で、バララーマ(クリシュナの兄)の好物です。

すぐにニッチャーナンダはバララーマのことで胸がいっぱいになり、
トランス状態で仲間のシュリーヴァサに向かって叫びました。
「中に入ろう!!」
シュリーヴァサはひざまずいて、どうか入らないでくれと頼みました。

ニッチャーナンダは言います。
「なんで私も規則や決まりで縛られなきゃいけないの??」
でもシュリーヴァサは粘りました。
「あなたは宇宙の父、私たちの完璧な模範じゃないですか。
もしあなたが社会のルールを破るなら、誰が守ります?

「あなたのことを知らずに批判した人もカルマの報いで苦しみます。
あなたは宗教的な規律のエンブレムだ。
これからあなたがする神聖な遊びを他の誰が見せてくれますか。
よく考えてください。
どうしても呑み屋に入るというなら、私はガンガーで溺死してみせますよ。

ニッチャーナンダは決して仲間のことばを軽く考えたりしないので、
やさしく笑って言いました。
「あなたの望みに逆らってまで入りたいとは思わないよ。」
ニッチャーナンダはゆっくりとバララーマの気持ちから自分を引き離し、
散歩を続けましたとさ。

★´∀`★★´∀`★★´∀`★おしまい★´∀`★★´∀`★★´∀`★★´∀`★

この後、呑み屋から酔っ払いが出てきて事件が起きるようですが、
それはまたのお話。

チャイターニャ = クリシュナの生まれ変わり
ニッチャーナンダ = クリシュナの兄、バララーマの生まれ変わり

です。つづく。