PDSサイクルと心の基地

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今年、子ども英語教室ラボを始めて、1歳児、幼児、小学生高学年の子どもたちと週1ペースで会うようになった。育児書も少しずつ読むようになってきたけど、中でもラボに長年関わっている障害発達心理学の研究者、田島信元氏のものは興味深い。

「PDSサイクル」(Plan – Do – See)は赤ちゃんでも持っているが、大人になっても変わらないらしい。ただし、子どもは親や周りにかわいがられ、成功するとたくさん褒められる。だから興味の赴くままいろいろなことに挑戦し、学ぶことができる。大人も同じ学習能力を持っているのに、きっと余計なことを考えすぎてうまくいかないのだ。

「心の基地」ほとんどの子どもはお母さんを心の基地にしているけれど、大人にも心の基地は必要だそう。子どもと接しているとき、いつでも自信満々にどっしり構えていないと、子どもはすぐ不安になってしまう。たとえ言葉に出さなくても、子どもは鋭敏にこちらの気持ちを察知してしまう。でも大人だってそうだ。大人はあまり態度には出さないが、不安を感じる先生についていこうとは思わない。

心の基地もやっぱり必要らしい。新しい環境では、軸となる人がいて初めてのびのびと行動し、人間関係を広げていくことができる。大人も同じで、心の基地がないと精神的にも不安定になるそう。

英語の先生になるということは、生徒が子どもであれ大人であれ、PDSサイクルが少しでもうまく回るように仕向けること、そして英語学習における心の基地になること、とも言えるだろう。そして英語学習というのは、第2の自分を発見していくことだ。新たな航路を開き、より広い世界へ自分自身を導いていくこと。

最後に自分のことを書くと、やりがいのある仕事を見つけてPDSサイクルが活発になりすぎて何がなんだか分からなくなることも。文章に書いて整理したいけど、なかなか書けない。それから心の基地については、私にはほとんどない。とても大切な人が何人かインドやイギリスにいる。身近なとこでは、人じゃなくて自転車、部屋、植物、空、音、本。自分が一ばん問題児のような気もする。でもあらゆる「短所」が、いわゆる「長所」以上にすごい長所に思えてくる今日この頃。